仕事と家庭の両立

家計簿体験の原稿できた!共働き家計のリアルと工夫

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毎年11月に行われる、友の会の家事家計講習会。

全国的なイベントです。全国友の会2017家事家計講習会

2017年の札幌は「家事と家計のレッスン」と題したイベントになりました。札幌市内でも数十回開催されます。

2017家事家計講習会A42017家事家計講習会A4日程

そのうち、11/18(土)の10:00~11:30の回で、私が家計簿の体験談発表で登壇することになりました。1カ月ほど前から、原稿を書いては、書き直し、書いては書き直しして、「原稿案」といえる程度まで完成しました。

これからレビューもリハーサルもあるので、さらにパワーアップする予定。そして、当日は図表を展示したり、先輩の解説も入るので、もっと面白く、分かりやすくなります。原稿読んで、もし興味湧くようでしたら、チケットもお渡しできますので、コメントやメッセージでお知らせくださいね。

===家計簿の体験発表(原稿案)===

タイトル「苦しい、困った時こそ、チャンス」

1 自己紹介

私は、転勤のある仕事でフルタイム勤務をしています。家族は、会社員の夫、4歳の娘、2歳の息子の4人暮らしです。2年前の私は、家計に不安や悩みを抱えて、家事家計講習会の参加方法を電話で問い合わせました。それから2年、友の会に入会し、家計簿をつけ続けることができ、状況も気持ちも変えることができました。今日はそのことをお話したいと思います。

2 家計簿をつけ始めたきっかけ

2015年秋、2人目を出産して、里帰りから家に戻ったところ、郵便受けに家事家計講習会のチラシが入っていました。家計簿のことを知りたくて、すぐに問い合わせの電話をしました。なぜ家計簿をつけたかったかと言うと、とにかく不安だったからです。
理由は大きく3つありました。まず1つ目の理由は、出産の年齢です。39歳で上の子を出産し、41歳で2人目を出産しました。夫は同い年なので、子供達がストレートで大学を卒業できたとしても、下の子が22歳の時は、夫婦とも63歳です。夫婦ともに雇われの身なので、たとえ元気で働きたくても、職場が決めた定年で退職しなくてはなりません。年金を受給できるまで、無職期間も生じるでしょう。教育費の山と老後が同時にやってくる不安がありました。
2つ目の理由は、夫の転職です。上の子が生まれた4年前、子煩悩な夫は「子供と積極的に関わりたい。子供のためにもっと収入を増やしたい。」と言い、出張が多く給料が安いという理由で、当時勤めていた葬儀関係の仕事を辞めました。40代に差し掛かっての転職活動だったので、夫が希望する出張や転勤がなく、また収入が安定している仕事というのはなかなか見つかりませんでした。夫は葬儀業界から建設業界、リース業界、清掃業、損害保険業など、第2子が生まれるまでの2年半で5社転職しました。転職の度に今までのキャリアが全てリセットされ、新入社員と同じく待遇ゼロから始まるという状況でした。私自身、初めての子育てに昼夜体力を消耗していましたし、育休復帰に向けての保育園探し、職場復帰後の仕事と育児の両立に精一杯で、そのうえ半年に一度のペースで、夫が転職するので、不安と緊張でいっぱい、心身共に余裕がありませんでした。
3つめの理由は、不妊治療の治療費や出産費用、夫や子供の入院が重なり、医療費の出費もかさんでいました。そんな状況を何とかしたいと、必死でつけ始めた家計簿でした。

それまでは、支出をメモ程度につけていましたが、冬場は光熱費や除雪代が高くなって赤字になり、夏場も、大きな買い物をしたり、冠婚葬祭でまとまった出費があると赤字になっていました。せっかく家計をメモしても、赤字になるのも嫌でしたし、季節や行事で数字が変わるので、結局家計全体がどうなっているのか、よく分かりませんでした。

そんな状態でしたが、今まで家計簿を挫折せず続けて来られたのは、友の会に入っているからです。2年前、間違えばかりながらも、家計簿を開いてレシートを書き写し始めた私に対して、先輩たちが数限りない褒め言葉を下さいました。「子供が小さいのに、よくやっているね。」「丁寧に書いているね。」「娯楽費がこんなに少ない人、初めて見た」などなど。3か月ごとに決算を出して提出しなければという、良いプレッシャーもかかります。調子に乗りやすい私は、先輩たちに褒められ て、今まで続いてきたと言っても過言ではありません。一人でやれと言われたら無理でした。

3 共働き 我が家の家計管理

こちらをご覧ください。我が家の家計は、夫と私の収入を全額家計に入れ、支出を分担する方法をとっています。
【解説】収入―税金&社会保険料―貯蓄=純生活費(円グラフ)
我が家では、子供達の将来の学費や、夫婦の老後の住居と生活費や、自動車の買い替えのために、貯蓄をしています。

4 予算を立てる

2018年の予算を立てました。10か月決算の数字と比較しながら、ご覧ください。

【図表】2017年1~10月の10か月決算と、2018年予算の金額表(費目ごと)

◎2017年と2018年の一番大きな違いは、住居家具費です。
今までは私の職場の社宅に住んでいたので、家賃を低く抑えていたのですが、先月、賃貸マンションに引っ越したので、家賃が約3万円アップしました。毎月の固定費が上がるのは大変ですが、前の家は夫の職場が遠く、夏場だと片道30分、往復で1時間。冬道や渋滞になると片道1時間、往復2時間以上かかっていました。また、夫は葬儀関係という仕事柄、年間350日は職場に行きます。出勤回数が多い分、時間短縮の効果が大きいと考えました。ここにはお金をかけて、通勤時間を少なくする分、家族で一緒に過ごす時間を大切にしたいと思いました。

◎その他の支出(費目ごと)
教育費は、札幌市の保育園の利用料の仕組みが変わったことと、子供の年齢が上がるにつれて、保育料が下がるので、予算が減りました。昨年、札幌市の予期せぬ料金体系の変更で年度途中、大幅に料金が上がり、悲鳴を上げました。保育料は、自分たちで金額を決められるものではないので、制度が変わると大幅に変わってしまう怖さを感じました。教育費には、保育料のほかに、子供達の誕生日とクリスマスのプレゼントとして年3000円ずつ予算をとっています。夫のきょうだいや、私の両親が子供達にプレゼントをくれるので、子供達は「プレゼントは、おじいちゃんおばあちゃん、叔父さん叔母さんからもらえるもの」と思っていると思います(笑)普段読む絵本は、図書館から借りたり、おもちゃは兄弟やいとこの子供達のお下がりをもらっています。

教養費は、友の会の会費や、かぞくのじかんなど婦人之友社の定期購読代金だけです。テレビは8年前から止めたので、NHKの受信料はありません。子供達が生まれる前から、夫婦で、家にいる時間はテレビではなく、話をしたり、音楽を聴くことにしていました。これは、入籍当初、私の転勤で4年間釧路にて単身赴任、夫は札幌で生活していたことが背景にあります。新婚時代を別々で暮らし、やっと同居できた時、夫婦が同じ屋根の下で暮らせる嬉しさを痛感しました。またいつ、私の転勤で別々に暮らすか分からないうえ、夫も出張が多く家にいる時間の少ない人です。一緒に過ごせる時間は、大切に過ごそうと話し合い、ちょうど地デジへの切り替え時期もあったので、夫婦ともに地デジ対応でない古いテレビを処分して、新しいテレビを買わず、今に至っています。
子供達が4歳と2歳の今、子供達は親に「抱っこして欲しい、一緒に塗り絵したり、ブロックをしたい」とせがみます。子供達が親に遊んで欲しいと言う時期は、長くてもあと数年足らずでしょうから、テレビを見るより、子供の顔を見ていたいと思います。これから先子供達は、テレビ、ネット、スマホ、ゲーム、どれを欲しいと言うのか分かりませんが、その時、家族で話し合って考えようと思っています。

娯楽費は、月2000円です。2000円のうち、1000円は、年1回遠出するか、外食に行けたらいいなと思っています。残り1000円は、交通費や駐車場代などです。天気の良い週末は、おにぎり弁当と麦茶を持って、近所の公園でミニピクニックをしています。弁当といっても、朝ご飯を多めに炊いて作ったおにぎりと、トマトやキュウリなど切った野菜に、茹で卵か玉子焼きを作り、チーズや果物を添えた程度のものです。これでも、外で食べれば美味しさ倍増。子供達も公園でたっぷり遊べて、大喜びです。私も休日の昼食を作ったり、片づけたりしなくて良いので、助かります。雨の日は、無料や低料金で入れる公共施設に、お弁当を持って行きます。水道記念館、おおどりんこ、えほん図書館、資生館小学校内の子育て支援センター、低年齢から楽しめる展示が多い芸術の森、真駒内のさけ科学館などによく行きます。思いっきり遊んで、昼過ぎに帰宅すると、親も子もグッタリして、皆で昼寝しています。
実は、以前は、週末にスーパーやドラッグストアで、1週間分の食料やオムツなどの、買い出しに行っていました。家族で買い物に行くのも、楽しいのですが、私は品定めや買い忘れの注意に気が取られますし、夫や子供達は、スーパーにいるより、公園にいる時の方が、良い顔をして過ごしていることに気づきました。そこで、野菜、果物、乳製品や玉子、調味料や子供のオムツなど、毎週定例的に買っているものは、ネットスーパーで配達してもらうことにしました。魚や衣料品など、実物をみて買いたい物もあるので、店での買い物を無くしたわけではないのですが、貴重な休みの日に、半日かかっていた買い出しをやめて、その時間を公園などに出掛けられるようになりました。食料品だけではなく、ドラッグストアもネット販売をしていることが分かり、サービスも取り扱い商品も広がっているなと感じます。またネットだと私の購入履歴から「ヨーグルトを買い忘れていませんか?」などとメッセージが出たりして、物忘れしやすい私の頭より、頼りになることもあります(笑)。反面、ネットスーパーのデメリットは、配送料や人件費などで、店頭より価格が高いことです。ネットスーパーを使うと食費が上がるかなと思ったのですが、変わりませんでした。おそらく、店頭だと、品物を見て「あれは新製品かな、これも美味しそう」などとつい買い物が多くなっていた分、ネット注文だと必要な物しか買わないので、金額が変わっていないのだと思います。ネットスーパーがベストな選択肢だとは思っていませんが、要は、買い物の方法を変えることで、生活リズムや私の行動が変わることを実感したので、これからも色々な方法に挑戦しようと思っています。
大人の娯楽はというと、調味料費に秘密があります。第二子の授乳が終わり、アルコールが飲めるようになったので、夫との晩酌代を今年の予算に組み込んで少し多くしています。

保健衛生費は、今年春まで第三子を授かりたいと、不妊治療を続けていましたが、残念ながら流産してしまい、42歳という年齢も考えて、治療を終えることにしました。来年は不妊治療がなくなる分、予算が減っています。今年の予算には、治療費と妊娠できたときの出産費も見込んでいましたので、正直淋しいです。もし、第三子を授かっていたら、保健衛生費をはじめとして、支出全体が増えたでしょうが、むしろそうなって欲しかったのだと気づきました。このことで分かったのは、支出できることは、喜びだということでした。うまく言えませんが、例えば、食費がかかるというのは、家族が元気でモリモリ食べることができているという幸せであり、衣服費を使うのは、おしゃれして外出する喜びでもあるということです。支出が減ったり、抑えたりするのが、必ずしも幸せなことではないと気づきました。

我が家の純生活費の3割を占めるのが職業費です。職業費というのは、いわゆる夫婦それぞれの小遣いで、予算12万円のうち、9万円が夫、私が3万円です。夫の職業費は、交通費、飲食代、病院代、下着など衣服代、クリーニング代、タバコ代、床屋代、交際費などを賄っています。
私の職業費には、交通費、飲食代、交際費、書籍代、各種講座や資格にかかるお金が入っています。交通費は、雪のない季節は、地下鉄やバスの代わりに、1回1時間108円で利用できるポロクルというシェアサイクルを使い始めました。飲食費は、友の会に入ってお弁当を作るコツが分かり、おにぎりと朝晩のおかずの余りを詰めた簡単なお弁当を持って出勤することで、コンビニに立ち寄ることが少なくなりました。また、20代から学び始めたカウンセリング関係の資格があり、資格取得者の会にいくつか所属していたのですが、今の自分に必要のない会はやめることにして、年会費も減りました。反面、職場や育児で視野が狭くなりがちなので、月1回異業種交流会に参加することは大切にしています。その分、職場の飲み会は参加せず、出張先でちょっとしたお土産を買って職場で配るなどして、心遣いにしています。本を読むのが大好きなので、油断すると書籍代は膨らんでしまいます。まず図書館にある本は図書館で借り、図書館にない本だけを、なるべく中古で買うようにしています。ネットで中古本を買うと時間もかからず、本代は安く済むのですが、送料がかかるのが難点です。また、本の朗読や講演会などの有料音声は、通勤など移動中に聴けるので、重宝なのですが、料金もかさんでしまいます。無料で聞けるポッドキャスト番組もたくさんあることが分かり、料金と内容を吟味するよう心がけています。今学びたいことや、今大切にしたいことを大事にしつつ、今必要のないものにお金や時間をかけぬよう、気をつけています。
ちなみに、家計簿をつけたことで、私の外見にかかるお金も計算することができました。
1年間でかかったお金を365日で割ると、化粧品代が1日103円、美容院代が1日187円、洋服や下着など衣類が119円、靴に63円、全て足すと1日の私の外見は472円でした。我が家の1日1人当たりの食費が487円ですから、食費と同じ位、お金がかかっていることが分かり、複雑な思いです(笑)。

自動車費は、昨年から夫が、ガソリン代、車検、タイヤやオイル交換など、維持管理全般を担当してくれることになりました。一部、私名義である自動車保険やETC代金だけは家計から支出するので予算を立てていますが、他は夫の職業費で賄ってもらっています。自動車にかかるお金はもちろんですが、メンテナンスに神経を使わなくて済み、全てお任せできるのは、気持ち的にも負担が軽くなりました。

5 家計簿を続ける工夫

私が家計簿をつけるのは、週末、1週間分をまとめてパソコンで入力しています。4歳の娘は、私が家計簿をつけていても、隣でお絵かきや折り紙をして過ごしてくれるのですが、2歳の息子は、レシートやパソコンで遊びたがるので、作業が進みません。なので、2歳の子が昼寝している間や、夫が子供達と遊んでいる時間だけがチャンスです。夫に「家計簿つけたいから、先月の決算を出したいから、1時間だけ子供達を頼む」と伝えて、協力してもらっています。週1回だけの記帳だと、漏れや忘れがある、できれば、週半ばで1回、お財布の中の現金を数えて、家計簿にメモしておくように心がけています。家計簿をつける場所は、パソコンデスクです。デスク周りに、家計簿や通帳や筆記用具と電卓をまとめて置いておき、すぐにつけられるようにしています。

家計簿をつけてみて、2年前に抱えていた不安がどうなったかですが、先ほど皆さんも記入されたライフプランの表に書き込むことで、私の不安は、教育費の不安より、老後の不安が大きいのだと気づきました。教育費は、大きな金額ではありますが、夫婦も子供も年齢が年に1つずつ増えますので、いつ頃、どれぐらいかかるのかが、予測できるのだと分かりました。変な言い方ですが、子供達が50歳になってまで教育費がかかることはない訳です。
反面、老後は流動的で対策が立てにくいから不安が募るのだと分かりました。私たち夫婦が定年退職をして、その後働けるのか、何年無収入生活が続いて、何歳からいくら年金を受け取れるのか、全く分かりません。年金の受給年齢や支給金額は、政府や法律が決めることなので、自分では決められません。ですが、自分たちが細くても長く働いて、収入を少しでも確保したり、無収入期間を短くすることは、努力次第で可能だと気づきました。また、子供達が独立したら、住居も小さくて良くなるし、生活費の規模を小さくできるのだと、友の会の先輩たちが教えてくださいました。家計簿をつけてみて、我が家の家計の全体像が数字で把握できたことで、将来も数字で予測できるようになりました。また、電化製品の使い方を少し変えるだけで、電気代が減るなど、工夫をすれば家計簿の数字に表れることを体感でき、工夫する力が備わってきたように思います。不安が解消した訳ではないのですが、不安を分解して、漠然とした不安の正体が見えてきた感じです。例えていうなら、「高い山に登れ」と言われただけでは、エベレストかもしれない、何を準備すれば良いかも分からないですが、「富士山に登れ」と言われるなら大変でしょうが具体的なイメージが湧きます。私たち夫婦は、17年後に60歳を迎えるので、60歳以降の生き方、働き方、暮らし方を、17年間かけて家計簿をつけながら準備したら良いのだなと今は考えられるようになりました。

無料の家計簿やアプリがたくさん出回る中、お金を払って家計簿を買うことに抵抗がある方も多いでしょう。そして、友の会に入れば、入会費も月会費もかかります。私も無料のアプリに挑戦したこともあったのですが、アカウントを取っただけで、全然続きませんでした。
他の家計簿やアプリと、友の会の家計簿との一番の違いは、仲間や先輩がいることです。私が2年前、友の会で初めて予算を立てる作業をしたとき、色々な説明を聞いたのですが、正直、たくさんある予算の費目さえ覚えられませんでした。そんな私でしたが、親身な先輩たちが、我が家の生活を詳しく聞いて下さり、色々な経験から、予算を立てるアドバイスを下さいました。私自身も、悩んでいる、困っているからこそ、分からないなりに、真剣に必死に取り組めたのだと思います。
もし今、家計について「悩んでいる、困っている、切羽詰まっている」という方がいらっしゃるなら、そういう方こそ、今こそチャンスです。一緒に家計簿を始めませんか?今日の内容に興味を持って下さったなら、いつでも、お声掛けください。ご連絡をお待ちしています。15分間、つたない話に、お付き合い頂き、本当にありがとうございました。

===原稿案終わり===

7000字以上ある長文を読んで下さったとは、感激です!ありがとうございました。

ご感想やご意見頂けると嬉しいです。

マインドマップで人生を元気にする☆あびより。

 

 

 

 

 

 

 

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