コワーキングスペースって、何だ?
「コ」は一緒にという意味、「ワーキング」とは働くの意味。
コワーキングスペースとは、仕事や打ち合わせのために、レンタルして使える場所です。レンタルオフィスやシェアオフィスと違うのは、利用者が集まること、交流すること、つながることができる仕組みがあることです。コンシェルジュがいたり、交流できるオープンスペースがあるのが特徴です。
札幌のコワーキングスペースをいくつか見学してきました。
私が見学した第一印象は「大人の自習室」でした。利用者は皆、PCに向かって黙々と作業しています。周りが頑張っている雰囲気が伝わってきて、刺激やモチベーションアップになり、「自分も頑張ろう」という気持ちになれそうです。打ち合わせに利用すると、化学反応が起きて、面白いアイディアが生まれそうでした。
コワーキングスペースの利用料金は、大きく2パターンです。
(1)月額会員制「シェアオフィス」
(2)時間貸し「ドロップイン」
月額会員はシェアオフィスとして、会社の本拠地の住所表示できたり、法人登記が可能な場所もありました。時間貸しは、一人作業もでき、打ち合わせや講座が可能な場所もありました。札幌出張の際に、空き時間を利用するビジネスパーソンにも良さそうです。利用目的や時間帯や場所に応じて、使いこなせると良いですね。
1. 大通駅直結「ドリノキ」日之出ビル9階
4プラと三越の交差点にあるツタヤが入っているビルの9階。地下鉄駅から直結で、立ち食いそばの奥を進むと、屋外に出ずに入ることが出来ます。雪や雨の時期には特に有り難い立地です。9階なので見晴らしがよく、明るい空間でした。ドロップインは2時間500円、1日1000円。コンシェルジュがいて、親切に案内してくれました。札幌大通まちづくり会社が運営しています。
2. カフェ&書店併設「スペースカンテ」サツエキと大通の中間
札幌駅から徒歩5分、大通駅からも徒歩5分。クロスホテルの西向い、雪印パーラー札幌本店のすぐ近くです。語学学校やカフェ、セレクト書店が併設されていて、おしゃれ空間。「こんなところで仕事ができたら素敵」と思える空間でした。知的好奇心が満たされ、グローバルな空気が味わえる場所。ドロップインが1日1000円。18時から22時はカフェでワンドリンク300円以上オーダーすると、ドロップインとして利用可能なので、夜の利用がお得です。
3. 起業&事業サポートあり「SALOON」地下鉄:大通
地下鉄大通駅から、徒歩5分ほど。東西線・東豊線・南北線どこからでも便利の良い、創世川イーストにある「SALOON」。個人事業主、フリーランス、起業間近な方を応援したい、サポートしたいというオーナーの熱い思いから運営されています。起業や集客に関する講座が多数開催されていて、相談もできるシステム。
ドロップインは1時間556円、1日1852円、フリードリンク。
月額利用のレギュラーメンバーが、月15日で6480円。
カフェに長居するよりリーズナブルで、しかも事業がうまくいく、がコンセプト。
4. 貸オフィス「札幌市産業振興センター内SPR」地下鉄:東札幌
地下鉄東西線の東札幌駅から徒歩10分ほど。札幌コンベンションセンターの隣にある、札幌市産業振興センター。セミナールームや、体育館も借りられる施設です。建物の一部が、スタートアッププロジェクトルーム(SRP)として貸オフィスになっています。立地や設備から考えると格安で、入居には審査や抽選を通らなければなりません。公共施設なので、ロビーやラウンジが無料で使えます。ビジネスに役立つ講座や訓練なども行われています。起業や事業に役立つ情報と設備があるので、1度行って損はない場所です。
1階には「インタークロスクリエィティブセンター」があり、映像・イラスト・AIなどに関する事業やイベントが行われていました。私が訪問した時は「小学生向けのコーディング道場」が開催されていて、親子連れがたくさんいました。
5. 女性なら利用価値大「リラコワ」札幌駅直結エルプラザ4階
札幌駅から地下直結のエルプラザ4階にある、女性のためのコワーキングスペース。仕事場所とセミナールーム、打ち合わせや交流の場所があります。登録無料で、利用も無料。毎週水曜には事前予約で託児も利用できます。コンシェルジュさん達が、温かく迎えてくれ、利用者それぞれに合った利用についてのアドバイスをしてくれます。定期的に交流会や講座も開催されています。子連れでもウェルカムなのが嬉しい場所です。
札幌近郊の起業を考える女性なら、1度は行って損はない、使わなきゃ損な場所です。