情報サイト「セカンドゴング40代の転職」様にて、公務員からのキャリアチェンジについての体験談を、執筆させて頂きました。
運営者のぽけご様は、ご自身の体験をもとに熱い思いで運営されています。情報量が多くて信頼できる記事にこだわっておられ、私は一執筆者としても、一ユーザーとしても、心から推薦します。掲載していただいた記事はこちら、私自身が公務員を辞めたいと考えたときにとった方法です。
公務員を辞めたい40代女性。転職するか悩んだ末にとった行動とは?
この記事のなかでご紹介した、公務員を辞めたいと思いながら、どう行動したら良いか悩む方におすすめの「リスクなくできる行動10選」について、詳しい解説をします。
こんな悩みや不安を抱えていて、解決に向けて、なにか行動を起こしたいと思われる方に提案します。
リスクなくできる行動10選
- (1)喜ばれた仕事と長く担当した業務を、思い出す
- (2)不満に感じていることを、全て書き出す
- (3)どうなりたいかを思い描く
- (4)転職経験者の話を聞いてみる
- (5)転職サイトに登録してみる
- (6)公務員以外の交流をもつ
- (7)必要な生活費を計算する
- (8)金融リテラシーを高める
- (9)新しい挑戦をする
- (10)職場は変わらない、自分が変わるしかない
リスクなくできる行動10選を一つずつ説明します。
PART1 公務員としてのキャリアと、気持ちの棚卸し
「リスクなくできる行動10選」のうち、この3つは、キャリアと気持ちの棚卸しです。
(1)喜ばれた仕事と長く担当した業務を、思い出す
(2)不満に感じていることを、全て書き出す
(3)どうなりたいかを思い描く
公務員として喜ばれた仕事は?
あなたは、今まで公務員として、いろいろな業務を担当し、たくさんの人から感謝されてきたのです。まずは、そのことを思い出しましょう。「喜ばれたとき」「自分自身が嬉しかったとき」はいつでしたか?あなたがやり甲斐を感じ、仕事で大切にしてきたことが現れます。
こういう台詞を言われる貴方は、正確さと丁寧な仕事ぶりで、皆の信頼を集めている方ですね。
情報システム関係に強い方は、どんな業界でも重宝される人財。声をかけやすいタイプは、人付き合いも上手な方ですよね。
難しい事柄を、わかりやすく説明できる力は、とても高度なスキルです。相手の立場に立てる、プレゼンテーション能力の高い方ですね。
このように「自分では当たり前にしていることが、とても役立っている」のです。
公務員として一番長く担当した業務は?
今まで担当してきて、1番長かった業務は、あなたが最も精通している分野です。会計、許認可、福祉関係、窓口業務、どんなことでもあなたの強みです。公務員にしか通用しないわけではありません。
もしも、今後転職を考える場合、行政での経験は、民間企業でも充分強みになりますし、武器になります。例えば
という経験はありませんか?部下指導や、後輩指導、新採用の職員に「仕事を教える」ということは、人材育成です。どんな業界でも、会社でも、必要なスキルです。大切な経験です。
もちろん転職しない場合も、自分の強み、頑張ってきたことを、振り返ることで、今後どういう分野で仕事をしたいか、自分の隠れた強みや実績を発見することになります。
PART2 公務員の外側の情報を集める
「リスクなくできる行動10選」のうち、この3つは「外側の情報を集める」ことです。
(4)転職経験者の話を聞いてみる
(5)転職サイトに登録してみる
(6)公務員以外の交流をもつ
公務員以外の交流をもつ
職場以外の人と、接点を持ち「へ~ほ~は~」と話を聞くことで、視野が広がります。
例えば、
学生時代の友人に連絡してみる
同窓会に出席してみる
ちょっと遠い親戚と話す
趣味が同じ人と話す
年代や、出身地が違う人と話す
オンラインサロンに入ってみる
ビジネス系YouTuberを見る
異業種交流会に参加する
とくに今後に役立ちますから「仕事」の情報を集めましょう。転職経験者に
をインタビューしましょう。友人や知人の転職経験談は、リアルに役立ちます。
転職サイトや転職エージェントに登録してみる
はじめは転職サイトに登録しましょう。
おすすめは
求人案件が多い転職サイト
登録者が多い転職サイト
です。
まず有名どころ2~3ヶ所登録しましょう。少し使ってみて
ところが一番です。
転職活動は、長期間でじっくり検討できることが大切です。「心身ともに限界!」となってから、あわてて転職先を探すのは、失敗のもと。
実際に辞めるかどうかは別として、今のうちから登録して、情報収集や、手続きに慣れておきましょう。視点が変わりますし、もし転職するとしたらこういう仕事はどうかな?イメージできます。
お金の勉強をする
「リスクなくできる行動10選」のうち、この2つは、お金の勉強をです。
(7)必要な生活費を計算する
(8)金融リテラシーを高める
公務員を辞めたいと思い始めたら、最優先で取り組みたいのは、お金の勉強です。なぜなら・・・
誰しもお金の不安はゼロにはなりません。でも、お金の不安を軽くすることはできます。
現在の生活費はいくら?
今後どれぐらい必要?
公務員を退職した後、社会保険はどうするか?
この3つに答えられますか?
これらを知るだけで、今後の生活費に見通しがつきます。まずは家計簿をつけて、現場把握から始めましょう。
いきなり家計簿は、ハードルが高いです。お得な制度をつかうことで、マネーリテラシーを上げるのがおすすめです。
マネーリテラシーを上げる例
格安SIMに変える
ふるさと納税をする
NISAやiDeCoで節税する
生命保険や、自動車保険の内容を見直す
電気会社を変える
これらを1つずつ積み重ねると、年間数十万円単位で、改善できます。
生活に必要な金額が、少なければ少ないほど、転職先を探すのも、簡単になります。
まとめ 明日、少し晴れやかな気持ちで出勤するには?
「リスクなくできる行動10選」のうち、最後の2つです。
(9)新しい挑戦をする
(10)職場は変わらない、自分が変わるしかない
あなたが公務員を辞めたいと思う理由はなんでしょうか?理由は大きく2つに分かれます。外部要因と内部要因です。
外部要因外部要因とは、職場環境、人間関係、法令、あなた以外であなたを苦しめている原因です。
内部要因内部要因とは、自分自身の内面です。辛いと自覚していて、今後の希望が見出せない、進んでいない状況に感じる辛さです。
【例】外出先で、急に大雨が降ってきたとします。
傘は持っていません。雨に当たり、ずぶ濡れになってしまう状況は「つらい」ですよね。外部要因は「雨」です。雨を止めることはできません。
内部要因は、濡れて寒い「自分」です。雨宿りできる場所を探したり、傘が売っていそうなコンビニを探すことで「自分」の辛い状況を改善できる可能性が出てきます。
外部要因は、変えることはできません。職場の上司や、人事制度を変えることは不可能です。ですが内部要因は、自分で変えることができます。今回ご紹介した「リスクなく行動できる10選」は内部要因を変える方法です。
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公務員を辞めたい方に
行動すれば、視野が広がり、可能性が感じられ、明日のあなたの気持ちが、少し晴れやかになりますよ。辞めたいくらいに辛いと思い悩むなら、リスクなくできる行動を、どれか1つでも始めてみることをお勧めします。