目次
- 官報販売所とは?
- 官報販売所の営業時間は?
- 官報販売所は、面白い書店だった!公務員向けの本が多数
そもそも官報とは?
「官報」は、簡単に言うと、日本国政府が発行する新聞です。明治16年7月2日創刊、以後、休日を除く毎日発行されています。官報の印刷は、独立行政法人国立印刷局が行っており、毎日の官報の内容は、国会議決を経て、内閣官房から、天皇の御裁可を経て、印刷される流れになっています。
官報の内容は?
官報はA4版です。内容は「広報」と「広告」に分かれています。政府が、国として国民に知らせることを、全て網羅しています。
(1)官報の広報内容
・国会に関する事柄(議会の召集や解散)
・公務員の人事異動
・叙位・叙勲・褒章
・皇室に関する事柄(行幸啓、御祝電等)
・各省庁から(司法試験など国家試験の実施要領・結果、公聴会の開催・議事録、地価公示等)
・閣議決定事項など
(2)官報の公告内容
・各省庁から(遺失物還付・建設業の許可の取消処分)
・政府調達
・特殊法人から(日本銀行や高速道路会社などの公告)
・地方公共団体から(公債抽選・公債償還・行旅死亡人・無縁墳墓改葬)
・裁判所から(除権決定・破産・再生・会社更生関係)など
官報販売所とは?
休日を除く毎日発行される「官報」を販売するお店で、全国48箇所にあります。県庁所在地など、主要都市にあります。官報の他にも、法令集、政府が発行する白書、国家試験の試験対策問題集などを販売しています。
ポイント
官報販売所が近くになくても、官報を手に入れる方法は色々あります
- 官報を定期購読:毎月3641円で、毎日配達or郵送
- インターネット官報 過去30日分を無料で閲覧できます
- 地元図書館で閲覧する
官報販売所の営業時間は?
東京都官報販売所は、午前8時30分から。霞ヶ関の政府刊行物センターは午前9時30から午後5時まで。札幌の官報販売所は、午前9時30分~午後5時30分まででした。営業時間は、公式サイトに、書かれていないことが多いので、あらかじめ電話で確認してからのほうが確実です。
官報販売所の電話番号は、官報販売所全国一覧で確認できます。
官報販売所は面白い書店だった!
官報販売所に初めて行きました。官報、法令集、白書などが置いてあるだけかと思ったのですが、意外にも一般の書籍や雑誌も多く、面白いラインナップの書店でした。公務員関係の本を多数出版している学陽書房の書籍も多く、本好きや法令関係の仕事をしている人なら、店内を回ってみるだけでも楽しめると思いました。
たとえば、こんな本がありました。マニアックな本ですから、一般書店には在庫がない場合も多いです。近くに官報販売所があれば、立ち寄ると、意外な収穫があるかも知れません。