相談内容

出所者の現実:塀の中から出て一番始めにやることは?

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刑務所から出所した人が、一番始めにすることって、何だと思いますか?

何年か何十年か、社会から断絶されていた彼らが、シャバに出て何よりも先にしたいこと。

社会復帰直後、よくある行動パターン、それは・・・

 

1 甘いものを食べる

男性の刑務所でも、女性の刑務所でも、受刑中のお菓子類は超人気。

特別な日のサービスメニューで、お盆・正月・祝日、誕生会くらいしか食べられません。

昔は刑務所用語で「あましゃり」と呼んだそうですが、現代はこの言葉を使う人は少なくなりました。

刑務所スィーツは、スナック菓子ではなく、ドーナツとか、カステラなどが多いです。

受刑中ストレス溜まり、甘いものが欲しくなるけれど、なかなか食べられない。

砂糖に飢えた受刑生活、出所後にその反動で欲求を晴らすのです。

出所後すぐにコンビニスイーツをまとめ買いしたとか、

ミスドでドーナツを10個買って、一気に食べ過ぎて具合が悪くなったとか。

出所後あるあるです。

 

2 タバコを吸う

刑務所内は完全禁煙。タバコは吸えません。

受刑中は何年も喫煙できているのに、出所後の一服で、また喫煙者に戻ります。

数年ぶりのタバコは、美味しいより、クラクラするという人が多いです。

 

3 酒を飲む

トップ3は、依存性物質ばかりです。出所後のアルコール。

受刑していた刑務所から、遠い地元に帰る人に多いパターンです。

もしくはアルコール依存症傾向。

駅のキオスクでワンカップとか、酎ハイをグイっと。

仮釈放だと、出所後面接の後まで我慢。できない人もいますが。

あとは、周りが「出所祝い」と称して宴会を用意したりします。

出所当日にアルコール飲む人は、再犯率高いです。

要は普通の出所者以上に自制心がなかったり、断る力の乏しいタイプ。

 

4 携帯やスマホを契約する

出所後すぐに、スマホ契約とか機種変更する人もいます。

人との連絡手段の復旧が最優先というタイプ。

人とつながっていないと、不安で仕方がなかったり、

「俺がいない間に好き勝手やってたんじゃないだろうな?」というジャイアン系統。

自分が受刑していた間に、周りの人たちはどうしていたのか気になって仕方がなく、

受刑中のブランクを取り戻すかのように、必死に連絡を取ります。

要は、受刑前の生活に戻ろうとする人なので、こちらも再犯率高し。

 

5 床屋or美容院に行く

昔は、男性の出所者の髪型は坊主頭で、見た目ですぐに分かったのですが、

今は、出所が近づくと、髪を伸ばして社会に出た時に分かりにくいようになっています。

それでも、刑務所内の床屋なので、おしゃれとは程遠い髪型です。

「まずはサッパリしたい」と床屋に行ったり、

カラーやカットのために美容院に駆け込む人もいます。

出所後2週間以内に、外見を整えるなら、分かります。

でも、出所当日に行く人は、見栄っ張りで、外面を整えることで頭がいっぱい。

良くも悪くも、自分が大好きなタイプです。

 

6 元の自分に戻りたくなければ、行動を少しでも変える

トップ5に入った、酒も煙草もスマホの再契約も、

共通点は「受刑前の行動パターンに戻る」行動だということです。

受刑前=犯罪をしていた真っ最中のこと。

酒も煙草もスマホの契約も、それそのものは犯罪行為ではありません。

でも、犯罪をしていた当時の生活習慣を取り戻すということは、元の自分に戻ること。

生活習慣が戻り、人間関係が戻り、考え方が戻り、犯罪にまた近づいていくことになります。

服役という辛い経験があっても、その後の行動を替えなければ、元の自分に戻ります。

 

「もう、こんな自分は嫌だな」

「二度とこんな思いはしたくない」

と思ったら、その後の行動が大事。

 

大きな変化でなくても良いんです。

今までピンクの服を選んでいたなら、ブルーの服を選ぶ。

今までバスに乗って移動していたところを、歩いてみる。

行動が変わると、結果も、考え方も、自分自身も変わってきます。

これが「行動療法」や「認知行動療法」です。

 

私が、コーチングやキャリアコンサルティングするときは、

「今すぐに実現できる1歩は何かな?」を一番大事にしています。

「出所して一服したいのは分かるよ、禁煙するのは、ハードルが高いよね。

じゃあ、タバコの銘柄を変えてみようよ?」なんて、提案してします。

 

あ、刑務所ライフに詳しいので、たまに間違えられますが(^-^)

私服役した訳じゃないですので、ご安心ください(笑)

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