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対人関係の困りごと:親しい間柄のお悔やみの言葉

2018年5月4日

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親しい間柄のお悔やみの言葉は?

一般的に、訃報に接した時や葬儀に出席するマナーでは「ご愁傷様です」とか「ご冥福をお祈りいたします」とあります。でも、これらのフレーズは、親しい間柄や大切な人ほど、違和感があります。親しい人、大切な人ほど、マナー辞典に載っているフレーズではなく、丁寧に選んだ言葉を掛けたいと感じます。

私は、今まで身内の葬儀を3回出し、友人・知人の葬儀に出席することも多かったので、その時の体験を書きます。

 

自分が親しくしていた人が亡くなった場合

友人や仕事関係で、直接知っている人が亡くなった時。葬儀で会うのは、故人の親族です。故人は知っていても、故人の親族は初対面の場合が多いです。しかも、急死や若くして亡くなった場合などは、親族が故人の死を受け入れられなかったり、葬儀の負担がかかったり、混乱して、取り乱したりしていることが多いもの。そのうえ時間も限られる葬儀の場で、あれこれ話し混むのも気が引けます。葬儀では、手短にご挨拶を済ませて、不祝儀袋に住所や間柄、コメントなどを書いておくと、遺族の方が落ち着いた時に、読むことができます。

◆お世話になったこと、思い出などを話す

私が友人・知人の葬儀で、遺族にお声掛けした言葉です。

「〇〇さんの職場で同期入社だった者です。〇〇さんは、責任感が強くて、記憶力も長けていたので、いつも助けて頂いていました。全然信じられません。」

「〇〇さんのボランティア活動でご一緒した者です。〇〇さんは、いつも清掃活動や研修会で熱心に活動されていたのに、急なことでとてもショックです。」

「(ご遺族の方に)皆さまご負担が多い時ですから、どうぞ御身体お大事になさって下さい。」「日を改めて、お参りに伺っても宜しいでしょうか。」「何かお手伝いできることがあれば、遠慮なくお声掛けください。」(不祝儀袋に書くこともありました。)

◆遺族の方が持っていない写真を贈る

私の弟が亡くなった時に、弟の友人たちがしてくれたことです。弟の同級生や、サークルの友達が葬儀に来てくれました。弟が映っている写真を葬儀に持ってきてくれ、遺族にプレゼントしてくれました。葬儀の後、写真を指しながら「こんなことがありました」と話してくれました。遺族である家族は、弟の学校生活を直接見ることはありませんから、弟が学校で、友達と、こんな生活をしていたのか・・・ということが分かりました。頂いた写真は、大切に保管しています。写真に映っているお友達の名前と顔が一致したので、その後、お参りに来てくれたり、法事のご案内をする時も、役に立ちました。

 

自分が親しくしている人の、親族が亡くなった

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小学校時代からの友人Rちゃんの、お母さんが亡くなった時のことです。何百回もRちゃんの家に遊びに行き、お母さんに手作りホットケーキをご馳走になったり、泊めてもらったりしました。Rちゃんのお父さんとも、きょうだいとも何度も会っていました。訃報を受ける前から、お母さんの闘病生活なども少し聞いていました。そんななか、亡くなったとの知らせを受けたのです。

◆シンプルに気持ちを表すと

「何か気の利いたことを言えればいいんだけど、ごめん、言葉が見つからないわ」

「ビックリして、ショックで、何も言えないわ。真っ白になっちゃった。」

「何か手伝えることある?落ち着かなくて、座っていられないから」(葬儀社さんが万事整えていて、手伝えることって、ほとんどなかったのですが、気持ちだけでも申し出ました。)

ハグする、ただ隣に座るも良し。遺族にとっては、親しい友人が葬儀にいてくれるだけでも、気持ちが落ち着くものです。その場にいなくても「身近な人を亡くして、大変な状況にある」と理解してくれている人がいるだけでも、救われるものです。

こういう場合、何が言いたいかというと、”一番悲しくて大変なのは、あなた(遺族)だよね”ということ。”一番悲しくて、大変なあなた(遺族)の状況を理解したいよ、寄り添いたいよ、力になりたいよ”ということを、言葉や態度で表したい。けれども、葬儀の場で、失礼があってはいけないとか、どう振舞えばよいか分からないと思って、悩んでしまいます。でも、慣れないのもお互い様、むしろ慣れて流暢な言葉や態度が良いかというと、それも違いますよね。ぎこちなくて、慣れなくて、悲しくて、よく分からなくて・・・そんな中で産まれた言葉や態度が、真実であり通じ合うと思うのです。

◆ゆっくり話ができるならば

自宅にお参りに行った時など、ゆっくり話せる時間があるならば、私はこんなことを聞きます。

「急なことだったの?」

こう聞くと、相手からこんな話が出てきます。

・最期の様子(生きているうちに会えた、会えなかった、予想外だった、予想で来ていた、家族の様子など)

・闘病生活(病気、治療法、余命宣告、医師や病院の対応など)

・介護生活(故人の体調、病院や施設の話、介護保険の話)

・手続きの話(警察の検死、自治体への死亡届、葬儀社の手配などが大変だったとか、苦労したとか)

相手が話してくれたことをじっくり聞きます。どんな場合でも、人が亡くなる時は、周りは振り回されたり、疲れ果てます。ですから、大変だったことを「うん、うん」とひたすら聞くことで、私たちは相手の大変さや置かれた状況をよく理解できます。相手にとっては、大変な体験を話せる、聞いてもらえることが、一番の安心感や癒しになります。

 

まとめ:不慣れでぎこちない方が、伝わる

繰り返しになりますが、”一番悲しくて、大変な遺族の状況を理解したいよ、寄り添いたいよ、力になりたいよ”ということを表せば、どんな言葉や態度でも良いのです。ここに表したのは、あくまでも私と私の周りとの関係性や、私のキャラクターによって選んだ言葉と態度なので、正解だという意味ではないです。あくまでも一例で、ヒントとしてお役に立てたら良いなと思います。

流暢で手慣れたプロポーズと、不慣れでぎこちないプロポーズ。

どちらが誠実さを感じますか?

不慣れでぎこちないほうが、真実味や、相手の緊張感、自分が大切にされていると思えるのではないでしょうか。お悔やみも同じ、不慣れでも大丈夫。むしろ不慣れでぎこちない方が、相手へ伝わる力が強いのです。

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