子供の世話、炊事・洗濯・掃除、ダンナさんのこと・・・
睡眠も、トイレタイムも、自分の時間も犠牲にして、毎日本当にお疲れです!日々忙しく過ぎてしまい、自分は一体何をしているのかなと焦ったり、孤独を感じたり、とにかく大人と話したい、このままじゃダメだからと、仕事しようかな?と考え始めるママ。
でも、ワーキングマザーの大変さを想像すると、なかなか一歩が踏み出せない。
そんな方へのヒントを集めました。
1 ママが、仕事しようか悩む理由は3つ
仕事しよう!と踏ん切りがつかないのは、周りのワーキングマザーを見て、大変そうだと思えるから。育児と家事と自分のことだけでも手一杯なのに、仕事まで加わったら、どうやればいいの?!無理!!と思いますよね。
子育て中のママが、仕事しようか悩む理由は、大きく分けると、3つあります。
悩み(1)子供や保育園のこと
子供たちとの時間が減ってしまう?
保育園に預けるのが不安。
保育園は入りにくいと聞くけれど、入れるのかな。
子供が具合悪くなったら、どうしよう?
就職の面接に行く時、子供はどこに預けよう。
悩み(2)家事をどうするか?
仕事したら家事はどうやってやるんだろう?今だって大変なのに。
夫の協力が望めないのにどうやって家事を回すんだろう?
朝何時に起きれば良いのか、睡眠時間も削って頑張らなくちゃならないの?
悩み(3)仕事のこと
どんな仕事ができるかな。どんな仕事をしたいか分からない。
仕事探しは何から始めよう?
ブランクが長いから、仕事ができるのか不安。
2 ママの悩み解決のヒントは「仕事をする意味」
仕事する意味がなければ、色々なハードルを乗り越える理由がありません。
そこで思い出していただきたいのは「どうして仕事を辞めたんだっけ?」と言うことです。ママが仕事するかどうかを決めるときの、大きなヒントが、ここにあります。今専業主婦でいるということは、いつかどこかの時点で仕事辞めたと言うことですよね?
理由(1) 仕事を続けたくなかった、辛かった、合わなかった
一人暮らしの時は、生活費を稼ぐために働いていたけれど、仕事を辞めたくて、結婚や出産を機に辞めた場合です。
たとえば、対人関係が嫌で退職した、Sさんの場合
結婚したときに仕事を辞めたけれど、本当は人間関係に行き詰まって、辞めたかった。振り返ると、人間関係で仕事を辞めることが多かったSさん。人間関係が苦手だという自分の本音がわかったので、その後は簡単でした。ハンドメイドが好きな方なので、求人を探したり、どこかに所属して働くことは選択肢から外しました。ハンドメイド作品をインターネットで販売してみることからトライして、育児をしながら作品を作って、利益を出せる経営戦略を学ぼうという方向を定めて、歩み始められました。
理由(2) 仕事を続けたかったけれど、続けられなかった
仕事は好きだったけれど育休を使えなかったとか、ハードな仕事だったから妊娠後は無理だから辞めた、夫の転勤や転居などで続けられなかった場合です。
そんな方に、ひとつ質問です。
「もし、辞める前の仕事と同じ職種で、育児と両立できそうな短時間勤務の求人があったら応募しますか?」
YESであれば、似た職種の求人を探せば、経験者の即戦力として、採用される可能盛大です。元勤務先でママ再就職制度がある企業もあります。元同僚が求人情報を知っている場合もあります。
この質問に、YESと答えられず、多くの方はウーーーンと悩みます。悩むのはとても大事なヒントが隠されているのです。独身時代や、共働き時代とは、仕事に求めるものが変わっているのではないでしょうか?
経験のある経理には戻りたくないTさん
出産を機に仕事を辞めたけれど、独身時代にやっていた経理の仕事も、結婚してから夫の転勤で始めた研究職の補助パートの仕事も、嫌いじゃなかったけれど、今やれと言われたら戻りたくは無い。特にスキルがあるわけではないし、自分はどんな仕事をしたらいいんだろうと悩んでいました。
働いていた時の話をよく聞くと、同僚や後輩の面倒見がとても良い方だと分かりました。当時の後輩たちとは、離れた場所に住む今でも、SNSでつながっているとのこと。Tさんは、リーダーシップの素質があったり、人に教えることや、チームで仕事を進めることが得意で、対人関係力に強みがありそうだと感じました。
教えることや、コミニケーションの要素が多い仕事が向いてるのではないですか?と尋ねると、とても嬉しそうなお顔されました。ボランティアやパートから、コミュニケーション要素が多い仕事を探してみる、と一歩を踏み出されました。子供の教育にも役立つかもしれないと、幼児教育に関連した仕事に興味を持たれたようだったので、保育士の資格取得の制度もご紹介しました。
仕事についての要点は、
続けたかったけれど続けられなかった仕事なのか、
やめたくてやめた仕事なのか、
面白かった要素はどこだったのか、
嫌だった要素はどこだったのか、を掘り下げることなのです。
理由(3) 育児に専念しようと思った
「せっかく子供を授かったのだから、子育てに集中したい」と思って仕事を辞めた方。どこまで子育てができれば自分は満足なのか、何歳まで関わりたいのか、1日何時間関わりたいのか、などを考えてみるのが大きなヒントになります。
仕事を再開したお母さんに尋ねると、色々な考え方がありました
・母乳育児をしたくて、授乳が終わる1才から就活を始めた
・3歳までは母親が大事と聞いたので、3歳を機に仕事を探した
・上の子が中学校に上がったら、安心して留守番を任せられると思った
・学校帰り「ただいま」と家で迎えたかったので、早朝と在宅ワークのみに絞っている
自分なりに「ここは大事にしたい、これはやらないと後で後悔する」というポイントをおさえ、守れるようにするのです。これは仕事に限らず、子育てするなかで、守りたいポイントがあるはずです。食事は○○はいいことにして、××はやめているとか。時間もお金も制限があるなかで、自分が守りたいポイントをおさえていくのは、仕事も同じです。
理由(4)自分だけ取り残されたような気持ち
周りのママがどんどん仕事を始めて、自分だけが取り残されたような気持ちになる・・・。
仕事をしていない自分、これでいいのかな?私も仕事しないと、と焦ります。
こんなときは、
仕事探しに踏み出すかどうかを考え、
自分が大切にしたいものを見直し、
自分なりのタイミングを考える、チャンスなのです。
ひとつだけ言えることは、一人で悶々と悩んでいても、堂々巡りになります。
ママ向けの再就職講座に行って見たり、自治体の保育園の入園説明書を取り寄せてみたり、近くの保育園に見学に行ってみたり、子連れで行けるマザーズハローワークや、子連れOKの再就職相談窓口を調べてみたり。就活と、保活と、できそうなところへ動いてみると、新たな体験や発見があって、自分の考えや方向性が見えてきます。
仕事してみて、つらかったら辞めて、専業主婦に戻ることもできます。
仕事してみて、もっと良い仕事があれば、転職することもできます。
あまり重く考えず、仕事したいと思ったなら、まずは動いてみたら?と、
ママ向け再就職講座で、登壇するときは、必ずお伝えしています。
3人の女の子を育てた、離婚経験2回のシングルマザー勝間和代さん。
勝間さんの家事本は「家事をいかに楽にするか」のバイブルです。
仕事と家事と育児のヒントがたくさんありますよ♪
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