ふるさと納税の活用率は、たったの6.7%、9割以上の方が損しています!
国家公務員の年末調整や税金の特別徴収事務に、計4年携わりましたが、職場内のふるさと納税の活用率も、1割未満でした。
国家公務員が、ふるさと納税を活用しない理由は、
ふるさと納税は、もちろん知っている
公務員がふるさと納税しても、大丈夫なの?という不安がある
いつ、どうやって始めたらいいか、よくわからない
面倒な手続きをしてまで、お得な制度を使うほど、金銭的に困ってない
このように感じられているからではないでしょうか。
ふるさと納税を利用する真のメリットは、
所得税や住民税の知識を、楽しんで得られること
源泉徴収票の見方がわかること
ふるさと納税がコミュニケーションツールになること
です。「それなら興味がある」と思われましたら、ぜひ続きをお読み下さい。
目次
- ふるさと納税の利用率~たったの6.7%
- そもそも国家公務員はふるさと納税できるの?
- なぜふるさと納税がお得なのか?
- ふるさと納税の手順かんたん3ステップ
- 返礼品の選び方ガイド~4つのタイプ
- どのサイトで返礼品を選ぶのが良い?
- まとめ~税金のしくみを知ることが、一番の節税!
ふるさと納税の利用率は、たったの6.7%
ふるさと納税の利用者は、395万人です。(2019年、市町村民税)
参照データ 総務省>令和元年度ふるさと納税に関する現況調査結果
日本の納税者は、5827万人です。
395万人÷5827万人= 利用率は、6.7%です。
ふるさと納税の制度がはじまってから、10年以上経ち、認知度は年々上がっているものの、9割以上の方が利用していません。
そもそも国家公務員はふるさと納税できるの?
「公務員だから、お金をもらってはいけない」「副収入を得てはいけない」と思っている方も多いので、抵抗感があるのかも知れません。ふるさと納税とは「地方自治体に対する寄付金」です。なので、一般的な副業等とは異なり、公務員でも法令に違反することなく、安心して行うことができます。
なぜふるさと納税がお得なのか?
一言でいうと「2000円の自己負担額で、それ以上の返礼品がもらえるから」です。
私の実体験を紹介します。行政職(一)3級、扶養家族2人。
昨年、ふるさと納税を限度額いっばいまで活用しました。
モツ鍋セット10000円
うなぎの蒲焼3枚 10000円
訳ありみかん5kg 4000円
黒毛和牛ドカ盛り1kg 10000円
さつまいも5kg 4000円
お米 30kg 32000円
合計7万円を寄付して、自己負担額2000円で、これだけの返礼品をいただきました。
ふるさと納税を活用しなければ、住民税として、月々の給与から控除されるだけです。返礼品はありません。
どちらがお得でしょうか・・・どうせ支払う税金ならば、返礼品があるほうがお得です。冒頭で「やらないともったいない」と申し上げた理由です。
ふるさと納税の手順かんたん3ステップ
ふるさと納税を始める手順です。一般的には「面倒だ」と言われますが、普段から行政文書を見聞きしている公務員なら、朝飯前です。
step
1控除上限額を調べる
step
2返礼品を選ぶ
step
3品物が届いたら手続きをする
【ふるさと納税】国産うなぎ蒲焼3種セット
価格:12000円(税込、送料無料) (2019/12/13時点)
STEP1 控除上限額を調べる
「いくらまで、ふるさと納税を利用できるのか」を調べましょう。上限額は、収入額や家族構成によって、違います。12月の給与支給日を過ぎたら、2019年の源泉徴収票が交付されますので、源泉徴収票を確認しながら、控除額シミュレーションをします。源泉徴収票が交付される前でも、かんたん早見表などで、目安額が分かります。
ポイント
↑↑早見表も、詳細シミュレーターもあります
公務員のコーチングや副業コンサルをするなかで、よく聞かれることの一つが「源泉徴収票の見方がよくわからない」です。
この表の通り、所得税率は、全員一律ではありません。公務員でも、所得税率10~33 %まで、幅広いです。ふるさと納税は、手取り額を大きく左右する税金が、どのような行動をとれば、節税になるかを知る、絶好の機会です。(ふるさと納税の他には、医療費控除、NISA、IDECO、住宅ローン減税なども節税効果があります。)
STEP2 返礼品を選ぶ
お好きな返礼品を選びます。大事なのは、時期です。
2019年12月31日までに返礼品を選ぶと、2020年6月の住民税から、減額適用になります。
2020年1月1日以降も、返礼品を選ぶことができますが、2020年1月から12月までに選んだ返礼品の取り扱いは、2021年の減額税金減額となります。
なので、ふるさと納税をやってみよう!と思われる方は、2019年末までに、トライしましょう。
STEP3 品物が届いたら手続きをする
返礼品を購入する際の画面で
「ワンストップ特例制度の申請書の送付について:要望する」
というような、選択肢がありますので、目を通しておきましょう。
返礼品を申し込んだ後、返礼品と同封または別便で、納税関係の書類が送られてきます。内容に応じて、自治体に返送しましょう。
確定申告が必要な場合は?
返礼品の選び方ガイド~自治体と商品
全国のたくさんの自治体でふるさと納税をやっていますので、返礼品を選びましょう。
自治体を選ぶポイントは「応援したい自治体から選ぶ」ことです。
自然災害などて被災した自治体
生まれ育った、住んだことのある自治体
魅力的な返礼品の自治体
応援する気持ちが、ふるさと納税として、役立てられます。
魅力的な返礼品とは~4つのタイプ
しっかりさんタイプ
必ず使うものを選んで、家計の支出削減にする、しっかりさん。
例>>お米、トイレットペーパー、ティッシュペーパーなど
エンジョイさんタイプ
豪華なものや、好物を選んで、産地直送のグルメを楽しむ、エンジョイさん。
例>>牛肉、ブランド肉、カニ、ふぐ、海の幸、シャインマスカット、桃など
注意ポイント
(1)冷蔵庫や冷凍庫など、保管場所の容量に注意しましょう。例えばお米であれば、一気に届くと、場所をとります。時期をずらして、4月から6月など時期を指定できる返礼品があります。食べるペースで、バランスよく届くように、返礼品を選ぶのがポイントです。
(2)冷凍や冷蔵が必要なものも、注意が必要です。お肉や海産物などは、タイミングをばらして注文すると良いでしょう。せっかく届いたのに、冷凍庫がいっぱい!!とうれしい悲鳴をあげることになります。
プレゼントさんタイプ
お歳暮や、誕生日プレゼントなど、誰かの贈り物に、ふるさと納税を活用することもできます。
例>>父の日に日本酒を贈る、結婚記念日にケーキをプレゼントするなど
自分へのご褒美タイプ
いつも頑張っている自分に、欲しいものをプレゼントするのもありですね。
例>>憧れの家事家電、職人さんが作った鞄、工芸品など。
ポイント
ふるさと納税をすると、コミュニケーションが豊かになります。「ふるさと納税で、鍋パーティーしない?」なんてお誘いしたり、「ふるさと納税が、たくさん届いたから,おすそ分け」も楽しいです。
ふるさと納税している人同士なら「今年何にする?」とか「返礼品でオススメは?」なんて、情報交換もできます。ふるさと納税は、人間関係を広げたり、話のきっかけにいいなと感じています。
どのサイトで返礼品を選ぶのが良い?
返礼品を選べるサイトは、たくさんあります。
どのサイトが良いのか、わからない!という方に・・・私のオススメは「楽天」です。
どのサイトでも、購入できる返礼品に大差ありません。ただし「楽天」で購入すると「ポイントがたまる」というメリットがあります。
ふるさと納税は購入額がおおきいので、あなたがいつも貯めているポイントの提携サイトを利用しましょう。
ふるさと納税のメリット
今まで読んでいただいたことを、まとめます。ふるさと納税には、メリットが3つあります。
(1)返礼品を受け取るプロセスで、所得税や住民税の知識を、楽しんで得られること。
(2)源泉徴収票の見方や、税金の控除の仕組みを理解することが、長期的な節税効果につながること。
(3)「ふるさと納税」をきっかけに、周囲との会話やコミュニケーションが豊かになること。
ふるさと納税という、新しい体験をすることで、脳が活性化し、知識の新陳代謝になる効果がおおきいです。
初回は、少額でトライしてみて、良い体験になるようなら、来年増額してもいいですね。
\こちらから、ぜひお楽みください/
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